[解説]水星の魔女のいまさら聞けない面白さを、わかりやすく説明します!
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attention!!:ここまでのネタバレを多く含む記事になっています。そのことを理解して読み進めてください。
SNSを熱く賑わせているアニメ「機動戦士ガンダム水星の魔女」
シーズン2に入り、多くの謎が回収されても。視聴者からはストーリーがわからないといった声があります。
2023年7月。とうとう迎えた最終回、だけどまだよくわからない。
観たけどよくわからないけど、どうなったの?結局ハッピーエンドだったの?
と思ったあなた。
そこでこの記事では、シーズン1から2の24話(最終回)までの内容を振り返り。
わかりにくかった点などをおさらい。筆者も物語を整理しながら、書いていきます。
記事の流れを説明します。
- 水星の魔女のおもしろさとは?筆者が思うチャームポイント(魅力的な点)を紹介
- 全話視聴してわかったことを整理
- 物語の補完は、小説とコミックで。
- 続編や劇場版の可能性
この記事を読み進めていくと、端折ってはいますが。
ストーリーと回収された伏線は、理解できますので。
本編を観てよくわからなかったよという方はぜひ読んで理解して。
あらためて全話見返してみると、楽しくすっきり視聴できると嬉しく思います。
水星の魔女の大まかなあらすじとチャームポイント
機動戦士ガンダム水星の魔女は、ガンダムの名を関する作品として初の女性主人公で。
「水星の魔女」というこれまでにないインパクトのネーミングで放送開始からガンダムファンの興味を捉えていました。
このアニメのおもしろさは、主人公の正体がよくわからない状態でスタートしており。
プロローグに登場したエリクト・サマヤ(スレッタ?)が主人公であると勘違いしそうな始まり方になっています。
エピソード0といわれる前日譚は、ガンダム(ガンド技術を応用した兵器)は呪いであるとされ。
開発していたヴァナディース機関は評議会により壊滅。機関に所属していたスレッタ?の父は命を落としてしまいます。
その復讐として、母プロスペラ(エルノラ・サマヤ)はスレッタは復讐の道具として。
アスティカシア学園に転入。水星オンナと言われながら、なりゆきでなった花婿として戦っていきます。
花嫁をかけた決闘から次第にガンダムをかけた決闘へ。
花嫁であるミオリネは、ガンダム(スレッタ)を守るために会社を設立。(ダブスタくそ親父の支援で)
強化人士4号(エラン)との出会いや、スレッタとの出会いで変わっていくグエル。
目的のためなら手段を選ばないシャディク。
ミオリネは、ガンド技術を医療に応用することを考える。
御三家を倒し、会社も順調と思われたが。地球から謎のガンダム(ルブリス2機)による強襲。
プラントクエタで再開するプロスペラとデリング。
お互いの目的の「クワイエットゼロ」について話し合う。
シャディクの思惑によりプラントクエタで、デリング暗殺事件が発生し。
スレッタとミオリネに危機が訪れる中、グエルは父と戦うことに。
戦火の中、グエルはあやまって父を殺してしまう。
そして、ミオリネを守るために戦うスレッタの衝撃のでシーズン1が終わり。
「人殺し、どうして笑っていられるの?」と罵られてしまいます。
プラントクエタ事件から2週間が過ぎ、デリングがの無事が確認されても。
ミオリネは学園に帰ろうとはせず、父デリングを見守る日々。
そんな中、スレッタは学園でいつもの日常を過ごしていました。
ミオリネが帰ってくるのを待ちながら。
アスティカシア学園に転入生として入ってきたソフィとノレア。
プラントクエタを襲撃した張本人の2人がどうしてとなる中。
一方、デリングの娘であるミオリネが次期総裁に立候補。
プロスペラの提案でデリングの跡を「クワイエットゼロ」を引き継ぐことを提案します。
ミオリネはスレッタの為にも母や父デリングのためにも、引き継ぐことを決意する。
シャディクもトップを狙い地球とのパワーバランスを正そうとしている。
グエルは、ジェターク社の復興を。
そして、以前とキャラが変わっての登場のエラン(強化人士5号)
第16話「罪過の輪」では、スレッタがエリクトから造られた存在であることが明かされ。
エリクトはエアリアルにいると。
プロスペラの目的は、データストームの中でしか生きられないエリクトの居場所を作る事だった。
だが、エリクトのコピーであるスレッタにも愛情はあり。
自身の復讐には、関わらずに済む世界に行くことをすすめる。
スレッタはエアリアル(エリクト)にも拒絶され、大声で泣き続ける。
スレッタが、落ち込んでいた他で。グエルは、プラントクエタ事件の首謀者がシャディクだと知る。
シャディクを追い詰める中で、ルブリスに搭乗していたノエルは戦死。
グエルとシャディクもまた最後の戦いをしていた。勝敗は相打ち。
そして、プロスペラは「クワイエットゼロ」を本格的に起動。
スレッタは、母を止めるために。かつてのヴァナディース機関の機体「キャリバーン」に乗る決意をする。
「キャリバーン」は、カラダの負担が大きい機体で。
スレッタは、死ぬかもしれない恐怖と戦いながら戦っていく。
最終局面が近づく中、グエルに戦いを挑むラウダ。
父を殺したのが兄グエルと通信で聞いてしまったからだった。
機体は激しく損傷したものの、どちらも生存し。
弟ラウダに、グエルは詫びるのだった。
そして、スレッタも。エリクト(エアリアル)と対峙。
ミオリネたちの工作により、クワイエットゼロは機能を停止。
議会連合の長距離レーザー砲により、エアリアルは破壊されてしまう。
母プロスペラの復讐はここに終わりを告げる。
そして、最終回。
破損してしまったエアリアル(エリクト)に呼びかけるスレッタ。
その頃、議会連合とペイル社の3人はベネリットグループの資産を共同で我が物にしようと画策。
レーザー砲の2射目を用意していた。次の発射までには時間がある。
スレッタたちは、その対抗策として。エアリアルとキャリバーンのシステムをつなぎ。
エアリアル(エリクト)の復活を試みる。キャリバーンによる負担は想像以上で。
スレッタも限界を超えはじめていたのだ。
一方、スレッタとプロスペラは合流するが。
スレッタにエアリアル(エリクト)をクワイエットゼロへと催促するプロスペラに。
スレッタはそれを制止する。
「エリクトもお母さんにもしんでほしくない」
データストームの中で再開したエラン4号の協力ですべてのガンダムが消滅することに成功する。
ミオリネ「ベネリットは解散し、その資産を地球に売却。地球の救済に当てる」と宣言。
議会連合とペイル社3人の野望は打ち砕かれたのだった。
3年後、それぞれあたらしい道を歩みながらも。
平穏な日々がつづいていた。
ミオリネとスレッタは、結婚。
復讐が終わり、車いすで過ごすプロスペラとエリクト(ミオリネのキーホルダー)と共に。
しあわせに暮らすのだった。
最終話「目いっぱいの祝福を君に」 ー END ー
ここまででわかったことの整理
ふつう、記事の構成では。まとめの部分は最後なのですが。
わかりやすくするために、ここでまとめてしまいます。
- スレッタはエリクトではなく、つくられたモノ
- ガンダム(エアリアル)を制御しているのは、エリクト(パーメットスコア影響を防いでくれていた)
- ヴァナディース事変を主導したデリングの最終目標は、戦争のない世界(ガンダムの必要ない世界)
- プロスペラは、デリングへ復讐したい。そのためにクワイエットゼロをミオリネに引き継がせる。
- プロスペラの目的は、エリクトの居場所を作る事。(データストーム)
- グエルとミオリネは、スレッタのために母からの呪縛を解こうとしている。
- 強化人士5号は、ガンダム強奪に失敗。
- ヴァナディース事変で回収された「キャリバーン」は、パーメットスコアの制御なしの危険な機体
- 真の敵は、ペイル社3人と議会連合
- このアニメの根柢のテーマは、不戦と核兵器否定。平和を願う気持ちに人種は関係ない
- 失った人のための復讐に意味はない。それよりも未来のために!
今後の展開。伏線回収ができていない部分は小説やコミックで。
劇場版や続編は期待していいのか?
伏線が残っているとはいえ、難しいと思っています。
最終回最後のタイトルロゴに「continue」の表記が見られる。
これは、おそらく小説や漫画。同じ世界観のストーリーはまだ続くという意味ではないかと。
スレッタとミオリネの物語は一応完結ということになってしまいます。
サンライズさんは、これからSEEDエクリプスや劇場版SEED(24年1月公開)も控えていて。
さらにその後も、閃光のハサウェイの第2部や海外を視野に制作される「復讐のレクイエム」も制作中なので。
現実的に考えるなら、これで本当に終わり。
補完は、小説とヴァナディース・ハートということになるのではと思っています。
水星の魔女には、コミックも存在する
月刊ガンダムエースにて好評連載中の「ヴァナディースハート」
ヴァナディース事変から5年後の物語で、主人公はヴィルダ・ミレンという少女とキユウ・ラポットという少年。
地球を舞台にしたストーリーで本作との絡みが気になるところ。まだまだなぞの多い作品で。
これからの動向もきになるところです。
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