[レトロアニメ探訪]ガンダム第08MS小隊の魅力を振り返る
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このレトロアニメ探訪も早いものでこの記事で10記事目。
記念すべき時に何を書くのか正直悩みました。
10記事目は、今までの古き良きアニメを紹介しながら新しい人にもドンドン昔のアニメを知ってほしい。
との筆者の勝手な思いから。(笑)
「機動戦士ガンダム第08MS小隊」を紹介。
最新作「水星の魔女」を観ている若い世代からは、びっくりされるくらいの戦争をテーマにした。
重厚な物語です。
じつは、この作品は初代(機動戦士ガンダムを以後初代と呼称)と同じ時間軸で展開していく珍しい物語でもあり。
登場する設定やメカニックは、初代でみたことがあるものが多いです。
このアニメの監督は、青年少女の心理描写には定評のある神田武幸さん。
この作品が遺作となり後半は違う監督さんが担当されています。
戦争とは?仲間とは?愛とは?
語るには照れくさいくらいのまっすぐな主人公シローアマダの戦いが始まる!
どうもkazuです。自称SFアニメオタクの筆者がこのアニメの魅力を解説。全11話+特別編、後日談が制作され。映画同時公開は、ガンダムW(ウイング)どちらも大ヒットだったんだよ。
ガンダム第08MS小隊の魅力を振り返る。
このアニメは、OVA(オリジナルビデオアニメーション)として発売され。
現在ではサブスクやブルーレイなどでも楽しめるようになっています。
初代と比べると、作風はリアルでありながら明るい印象。主人公もアムロのように特殊能力があるわけでもありません。
普通の兵隊の戦争のお話です。所々ででてくる初代との絡みや、ヒロインであるアイナ・サハリンとの恋も作品の魅力。
そして、ガンダムと言えばモビルスーツ(以下MS)。
ガンダムなのに、量産機。(笑)後半には改造機のEZ8に搭乗するなど。
従来のガンダムでは考えられなかった設定も。
初代で登場したジオン軍(敵)のMSもカスタムバージョンのものが登場したりと。
メカ好きにはたまらない作品になっています。
そして、この作品を語る上でかかせないキーワードは、「戦争の先になにがあるのか」
これは、ガンダムSEEDにも登場したキーワードですが。互いにどちらかが滅ぶまで?というシーンがありました。
この08MS小隊にも、後半でそれを思わせるシーンがあり。戦争の悲惨さや残酷さをリアルに再現しています。
(後半、キキの住む村が襲われ。復讐するシーンなど)
神田監督は、半ばで亡くなってしまいますが。構想は残っていたためスタッフがそれをもとに制作。
戦争の愚かさや、描写の精密さ。ほんとうに素晴らしい監督さんだったなと思います。
ほかにももっと作品が観たかった。
第3話から、本編のおまけとして入っている「宇宙世紀余話」は後付け設定感があり。
設定に無理やり感があるので、これは観なくてもいいかなと思います。
制作陣は、SFアニメのプロがいっぱい!
作品を支えるスタッフも、この当時は豪華。
メカがでてくるアニメはこのスタッフだったら大丈夫と安心できる布陣でした。
神田武幸さん:銀河漂流バイファムや太陽の牙ダグラムなどを監督
川元利浩さん:ガンダム0083、カウボーイビバップなどのキャラクターデザイン
田中公平さん:ワンピースほか数え切れなくらいのアニメ音楽を担当
加瀬充子さん:装甲騎兵ボトムズ、蒼き流星レイズナーなどの作画担当
など、SFアニメオタクの方なら唸ること間違いなしの布陣です。
そして忘れてはならないのが、MSのデザインと言えば大河原邦男さん
いまでは絶対に揃わないこのスタッフが作り出す。人間ドラマと戦争をテーマとした物語。
主題歌もアツくて人気!だけど物語のテーマは意外と重い。
このアニメの主題歌は「嵐の中で輝いて」「10YEARSAFTER」劇場版では「永遠の扉」です。
いずれも未だに人気があるアニソンの名曲で。歌手は、米倉千尋さん。
現在でも、歌ってみたのYouTube動画やTiktokなどで登場。
筆者はバズるときがくるのではないかと予想しています。
そのときに、きっとこんな名作があったんだよと思いますことになるのでしょう。
作品が、ガンダムということもあり。
やはり重い時は重く。当然登場人物の死も。
主人公シローは、ヒロインが敵でありながらも思いを寄せ。
「添い遂げる」とまで発言。(笑)
なかなか居ませんよね。ここまで露骨な主人公。
機動戦士ガンダムという作品は、他作品でも連邦軍が政治的に腐敗していたり。
信念がなく、ジオンをとりあえずつぶすことのみを考えていたりと。
やはり正義がどこにあるのかわかりづらいんですよね。
だからこそ、登場人物に感情移入し。信念のあるキャラクターに共感する。
それでいて、かっこいいMSも続々登場し。またプラモデルが売れてしまうという訳です。(笑)
まとめ
さて、今回の記事では。「機動戦士ガンダム第08MS小隊」を書いてきました。
最後にこの作品の魅力を整理しましょう!
- 機動戦士ガンダム(初代)と時間が同じで展開する物語。その絡みも魅力
- 一見ライトな作品だが、戦争と仲間、愛を描いた名作
- MSのカスタム機や設定なども魅力
- 制作スタッフは、SFアニメのプロばかりで制作。
- 主題歌も名曲揃い。SNSなどでもいまだ話題になることも。
- 物語が難解だが、この作品は初代よりは観やすい。
最新作「水星の魔女」を観た世代が初代を観る傾向が起きています。
初代の世界観が同じ「ガンダム第08MS小隊」を観て。
ガンダム作品の新たな作品の魅力に気付いてほしいと思います。
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