[レトロアニメ探訪]機動警察パトレイバーは伝説のジャパニメーション
(画像引用:anisong-station.jp)
昭和平成の名作レトロアニメの魅力を発信する「レトロアニメ探訪」
今回の特集は、機動警察パトレイバーです。
じつは、毎年8月10日は「パトレイバーの日」。(ぱとと読むから)
この日は、1988年にOVA第1話が発売された日で、作中で特車二課が発足した日でもあります。
2023年は「パトレイバー」シリーズ35周年とEMOTION 40周年を記念して。
『機動警察パトレイバー the Movie』の記念上映会が開催されました。
いまだ、人気の衰えがない人気のシリーズ。
原作やシリーズは、完結していますが。
根強いファンの支持があり、35年の時を経ても。
ヤフーニュースなどに話題になることも。
そんな機動警察パトレイバーは、どんな作品で。どうしてここまで人気なのかをピックアップ!
あなたがもしも「人間活劇の面白いアニメがないか」と探していたら。
筆者は迷わずこちらをおすすめします。
会社員のような警察だけど、平和や警察の維新のために戦う姿は、まさしくほんとの警察。
これを機会に名作「機動警察パトレイバー」を振り返ってみてはどうでしょう。
機動警察パトレイバーは伝説のジャパニメーション
(画像引用:hatenablog.com)
機動警察パトレイバーは、タイトル通りの警察のお話。
ですが、よくあるドラマの警察や小説に出てくる渋い警察官は全くでてきません。
それまでにあった「警察のドラマ」のすべてを覆す設定がこのアニメにはあります。
ここでは、機動警察パトレイバーがどんなアニメなのかをチェックしていきましょう。
機動警察パトレイバーとは?
ヘッドギアと呼ばれる創作集団による作品。
そのヘッドギアのメンバーはかなり豪華!
- ゆうきまさみ(漫画)
- 出渕裕(メカデザイナー)
- 伊藤和典(脚本)
- 高田明美(キャラクターデザイン)
- 押井守(監督)*テレビアニメ版では、吉永尚之
アニメに詳しくない人でも、1人は目にしたことがある名前では?
中でも押井守監督は、劇場版でかなり有名になりましたよね。
イントロダクション
「この物語は、フィクションである。・・・が10年後においては定かではない」
人型汎用作業機械レイバーと呼ばれる機械が普及した近未来が舞台。
レイバーは力も強く、大きいことからも。
それによる犯罪が急増し、対抗するために警視庁特殊車両二課が設立されたところから話が始まる。
強烈なキャラクターの特車二課と、犯罪者たちとのたたかいや。
日常をユーモラスに描き、ときにはシリアスにも描いている。
日本のみならず海外にも大勢のファンを魅了し。
作品が完結した現在も、その人気は続いている。
世界に影響を与えているジャパニメーション
海外の反応で、いちばん顕著なのは「THE MOVIE」1と2の監督を務めた「押井守」監督の影響でしょう。
押井守監督が手掛けた「機動警察パトレイバー the Movie」は、
1993年に公開され、日本国内での興行収入は約10億円。
この作品は、海外でも高い評価を受け。
アメリカの映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、批評家の支持率が100%に達しました。
また、同作は第47回ヴェネツィア国際映画祭に正式出品され、高い評価を獲得。
以上の情報から、押井守監督の劇場版作品は、国内外で高い人気を誇っていることがわかります。
ジャパニメーションという言葉が、世界に認知されるようになってきたのは。
この機動警察パトレイバーTHE MOVIEからといっても過言ではありません。
あの監督も影響を受けている!成功したメディアミックスプロジェクト。
(画像引用:mーnerds.com)
世界的に有名なハリウッド映画の監督をもうならせた機動警察パトレイバー。
ここでは、この作品が影響を与えた有名監督を紹介します。
かなりのビックネームがいて、びっくりしますよ。
機動警察パトレイバーが影響を与えた映画監督たち
- ギレルモ・デル・トロ(パシフィックリム監督)
- ジェームス・キャメロン(ターミネーター、アバター監督)
- 本広克之(踊る大走査線シリーズ)
- アンディ&ラリー・ウォシャウスキー兄弟(マトリックス)
ほか、国内外で押井監督の劇場版を観て影響を受けた監督多数!
アニメにも実写にも、多大な影響を与え。
のちのエンターテイメントに絶大な変化をもたらした機動警察パトレイバー。
劇場版とテレビアニメ版、そしてOVA(オリジナルビデオアニメ)は、設定が同じで。
話の繋がりがないものや、オムニバスなどもあることから。
初見の場合、どれから観ればいいのかわからないひとも多いようです。
メディアミックスプロジェクトの全容
OVAにはじまり、実写版まで全8シリーズにも及ぶパトレイバー。
記念すべき「アーリーデイズ」は、OVAであるのも関わらず。
作中にCMが入っています。(たしかアクシアのカセットテープのCMだったかな)
OVAであるのに、なぜCMが入っていたのか?
「アーリーデイズ」は、なんと1本4800円。
当時のOVA作品が、1万~2万と高額だったことからも。
かなり買いやすい価格。
そして、劇場版公開前にはチケットに漫画がついてくる「チケマガ」
最近では、ワンピースなどがそうですよね。
また、OVAからテレビとそして映画と。
拡大しながら、ファンも増加。
テレビゲームや小説、オーディオドラマなどにも拡散し。
プロジェクトは、大成功を収めました。
このプロジェクトは、のちのアニメ作品にも大きな影響を与え。
その流れで商業的な成功を収めた作品も多数あります。
機動警察パトレイバーの作品一覧(ストーリー順)
(画像引用:zatsuneta.com)
- OVA「機動警察パトレイバー アーリーデイズ」全7話 (1988年)
- 劇場版「機動警察パトレイバー the Movie」(1989年)
- TVアニメ「機動警察パトレイバー ON TELEVISION」全47話 (1989年)
- OVA「機動警察パトレイバー NEW OVA」全16話 (1990年)
- 劇場版「機動警察パトレイバー2 the Movie」(1993年)
- 劇場版「WXIII 機動警察パトレイバー」(2002年)
- 同時上映「ミニパト」全3話 (2002年)
- THE NEXT GENERATION パトレイバー(2014年)
- 新プロジェクト パトレイバーEZY(企画進行中)
筆者が語る作品の見所
- アーリーデイズ「二課の一番長い日」(前編後編)
かなりシリアスな展開。この話があったから劇場版ができたようなもの。
パトレイバーてこうだよなとうなずいてしまう演出がたくさん。
- ON TELEVISION(テレビアニメ)
なんといってもグリフォン編でしょうか。シャフトの内海、熊谷警部の登場。
イングラムとグリフォンのたたかいに夢中になりました。
- NEW OVA
テレビアニメのつづきなので、そのままのOPとED。
グリフォンとの決着が付きます。レイバーがすきな野明は成長したり。
今後を考えるようになります。人間活劇が面白いのもこの作品の見所。
シリーズの見所をまとめてみましたが、やはり最高なのは。
劇場版1と2ですよね。
押井監督節もさく裂していますし、往年の「うる星やつら」からのファンもたまらない作品です。
まとめ
レトロアニメ探訪機動警察パトレイバー。
その内容を深堀してきましたが、いかがだったでしょうか?
このアニメは、難しい言葉もでてきますが。それを無視しても充分楽しめるストーリーと。
かっこいいレイバーがあります。
いわゆる警察ものですが、それまでにはなかった警察ドラマを排し。
だらしないところもかっこるいところも、すべて地方公務員。
非番の時は、魚釣りやトマトを育て。
ご飯中も、サイレンがなれば。すぐに出動。
地方公務員の現実は、こうではないのかもしれないけど。
このアニメを通してみる警察は、彼らなりの正義があり。
その正義の為にたたかっている。
それが、またたまらなくかっこいいのです。
全70話以上にもなる「機動警察パトレイバー」
気になったあなたは、サブスクから観ることができますよ。
観てみたくなったらぜひ。
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