「君たちはどう生きるか」の感想と考察。最終作にみる宮崎監督の思いとは。

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attention! この記事はネタバレを多分に含みます。作品未見の方や内容を知りたくない方はブラウザバックでお願いします。

君たちはどう生きるか

ついにこの記事を発表してしまうのか?

これまでにさんざん「ナウシカの続編」と噂され、なにも情報もないまま劇場公開を迎えたこの作品。

テーマ曲の米津玄師さんの「地球儀」となぞの「かへっかへっ」との言葉。

そして、この変った容姿の鳥だけが事前にわかったわずかな情報でした。

そして、迎えた劇場公開初日!

tohoシネマズのサイトをみてみると、空席は半分ほど。

話題の作品にしてはスロースタートのイメージ。

ですが、観たひとの作品に対する愛が。

スタジオジブリの宣伝戦略に賛同し、ストーリーやネタバレを伏せるといった形となり。

それが、作品をさらに話題作にしていきました。

SNSでの反応は、「よくわからなかった」「感動した」との真っ二つの声があり。

観たひとは、考察や感想を語りたくてうずうずしているはず。

(じつは、筆者もそのひとり)

そこで、今回の記事では「君たちはどう生きるか」の感想と考察をメインに。

宮崎監督がほんとうに最終作にするつもりだったのかを書いていきます。

スタジオジブリさんの作品は、熱狂的なファンも多く。

異論・反論あるかと思います。

この記事は、ただの娯楽記事ですので。

どうか、読んで笑うか。そうだねと思っていただくだけで大丈夫です。

それでは、本文行ってみよう!

(すべての画像引用:スタジオジブリHP)

kazu
kazu

どうも、アニメオタクのkazuです。過去にもののけ姫を劇場に8回観に行くほどの自称ジブリマニア。この記事では、あらすじを振り返り。物語の感想と考察をしていきます。色々間違っていても一笑していただけると幸いです。

 

「君たちはどう生きるか」の感想と考察

筆者が、観た感想は「ジブリ作品の集大成」。

序盤から、作画スタッフ泣かせとも言える火事の場面は、なんとなく。

高畑監督の「火垂るの墓」を思わせる。そのほかにも、他の作品のオマージュともいえるシーンが幾度も出てくる。

(息子さんの吾郎監督の作品なども含め)

これは、監督や鈴木Pなりのファンサかと思う。

そして、声優陣もかなり豪華。

8月18日、キャストがすべて公開された。

声優さんの中にミュージシャンのあいみょんの姿も。

あいみょんは、自身のアルバムの曲で「来世はジブリで助手」と書くくらいジブリファン。

テレビでの鈴木Pとの対談など、ジブリとは仕事の機会があり。

今回の配役をゲットした。

キムタクこと木村拓哉さんは、主人公のお父さんで。正直言うとちょい役。

いわゆる勘違いお父さんを好演している。

特筆すべきは、菅田将暉の演技だろう。

物語の最重要のキャラの1人である「サギ男」

かなりの声出しに苦労があったようだ。あれは当分、喉が痛かったのではなかろうか。

昔のスタジオジブリのスタッフに加え、新エヴァの本田雄さんを迎え。

監督の長い戦いの結果、スタジオジブリにまた歴史に名を遺す名作ができた。

宣伝を一切しない宣伝といった試みは、「THE FIRST SLAMDANK」以来となるが。

公開1か月で429万の観客動員は、千と千尋の神隠しを超える勢いなのだそう。

8月21日の興収情報によると。

38日で、464万人5000人。興収69億8300万円を突破!

筆者も、リピートしにいこうかと考えている最中である。

筆者としては。

あるひとには、命の物語であり。

あるひとには、友情の物語

そして、またあるひとには。宮崎監督が、次世代へ期待する物語と感じている。

宮崎監督が、「風立ちぬ」で引退宣言をし。

それを撤回してまで書きたかったものとは?

筆者の感想と考察とともに、あらすじを紹介し。

最新作を深堀していく内容となっています。

あなたは、この作品をみて。どう感じただろうか?

 

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みたひとの感想は

ゴールデングローブ賞受賞?海外でも評価されたものの。少し難解?

日本人が、宮崎監督大好きなのはみな知るところだが。

海外にも、熱狂的な宮崎信者がいるのは有名な話。

過去に「千と千尋の神隠し」が同じくアニメ部門で受賞されていて

今回の映画でも、ノミネートの運びとなった。

しかし、この難解な物語をよく理解するものだと筆者は関心する。

千と千尋では、なんとなくオリエンタルであり和風な要素もあるからわからなくもないが

「君たちはどう生きるか」という少し説教くさいタイトルに。

どこかで観たことが、西洋ものの要素。

どのあたりにノミネートされる魅力があったのか?

受賞時の鈴木Pのインタビューをみると、ヒントが見つかった!

「「千と千尋」「ハウルの動く城」「風立ちぬ」そして今回4度目のノミネート。

3月の発表を心待ちに」

うーむ、日本では痛烈な意見も作品だが。

海外ではどうだろうか?

物語のあらすじ(ネタバレ含む)

戦時中の日本、空襲により町は家事に。

飛び起きた主人公眞人は、母が入院している病院へ。

母は帰らなかった。

その後、転校した眞人の前に新しい母との出会いがあり。

大きな屋敷へとやってくる。

そこには、奇妙な姿の鳥と7人の老婆?が住む屋敷。

屋敷の隣には、大きな建物が。

ある日、その奇妙な鳥が「お母さんは生きている」と眞人にいう。

気になる眞人は、建物へと導かれる。

父の子がお腹の中にいた、あたらしい母はある日。

行方不明に。母を探しに建物の中を探す眞人とサギ男。

母を見つけるも、ここにきてはいけないと言われてしまう。

遠い昔、屋敷に住んでいた「大叔父」がとなりの建物に入り。

姿が消え、主人となっていたのだった。

大叔父は、眞人が来るのを待っていた。

道中であったヒミ(火を操る少女)らと協力し。

母を救出。眞人は、大叔父の「世界を継ぐ」ことを断り。

建物を脱出する。もといた世界にみんなと戻るために。

原作の「君たちはどう生きるか」が作品中にも登場し。

主人公眞人にとっては、かなり重要なファクターとして登場。

建物の中は、ラピュタなどのファンタジー感あふれる感じ。

SNSでの感想にも書いているひとがいましたが、たしかに鳥がたくさん。(笑)

鳥が嫌いなひとには、きついかもしれない。

流れとしては、「千と千尋の神隠し」と似ているのかもしれない。

物語の中で、主人公眞人は強くなり。

頭の包帯を取り。

強く生きることを決意していくのだった。

米津玄師さん「地球儀」にみる宮崎駿監督最終作?への思い。

当初3年作る予定だったという「君たちはどう生きるか」

宮崎監督もかなりの苦労や悩みがあったようで。

パンフレットには、「時代に合わせた映画は作りたくない」との強い思いが書き記されている。

米津玄師さんの地球儀の歌詞には、作品を読み解くヒントが隠されていました。

風を受け走り出す 瓦礫を超えていく

この道の行く先に だれがか待っている

光さす夢を見る いつの日も

扉を今開け放つ 秘密を暴くように

飽きたらず思い馳せる 地球儀を回すように

(引用:米津玄師「地球儀」歌詞)

主人公眞人は、大叔父の守ってきた世界などではなく。

自分で新しい世界を作り守っていく。

主人公眞人と宮崎監督がクロスして見える気がしました。

宮崎監督も、これからも回し続ける「地球儀」

アニメーターとしてまだまだ終わりではないと言っているように感じますね。

それと同時に、次の世代への期待にも聞こえます。

今を生きる日本の若者への期待に。

宮崎監督のやさしさと、それをくみ取ったかのような米津玄師さんの歌に。

感動を覚えます。

追記:ゴールデングローブ賞にノミネートされた。

アカデミー賞の前哨戦である「ゴールデングローブ賞」にこの映画がノミネートされ話題になっています。

新海誠監督の「すずめの戸締り」とともに、選出され。

結果発表は、2024年1月7日。

世界的に注目を集めたこの2作品を、まだ観ていない人はもったいない!

まとめ

正直、まだ早いかなと思いながら書いたこの記事。

スタジオジブリ作品は、たしかに時代にあわせたというより。

時代を作る作品をつくってきたなと思うのです。

遠い他国で、いまだ続く戦争。

国内では、親が子を殺したり。家族間でつぶし合う。

ある意味地獄ともいえる現代で、あえてファンタジー色で勝負し。

たくさんのひとに感動を与え続けている宮崎駿監督、スタジオジブリにはただありがとうといいたい。

「この作品は、今再びいのちを考える作品だ」

そして新しい希望に対する物語でもある。

宮崎駿監督は、かなりの高齢。

おそらくこれが、最後の作品になる。

とはいえ、本人はまだ作品を作る気持ちはあるのだろう。

長編映画は、さすがにもう無理ではないかと筆者は予想している。

日本のディズニーといわれた監督の、最終作に。

ほんとうになってしまうのか?

この作品を観れば、それがわかるのかもしれない。

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