[解説]天候がトラックドライバーに及ぼす影響と対策方法

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[解説]天候がトラックドライバーに及ぼす影響と対策方法

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この記事を書いている外は、あいにくの天気。

梅雨というのは、じめじめしていて。あまりすきではないという方も多いのでは。

筆者は、いわゆるトラックドライバーをやっておりまして。

現在の職場が、はや7カ月を過ぎようとしています。

コンビニの配送という、楽ではない仕事を選び。

老体に鞭打ってなんとかやってきました。

配送という仕事は、内容の決まっている仕事ですが。

それだけに、決まっていることからは変わらない。

悪天候だろうと、お客様がいる限り配達をしなくてはならないです。

ありがたいことですけどね。(笑)

今回の記事は、トラックドライバーと天候の関係について書いていきます。

コンビニに並んでいる商品は、配送員の苦労によって運ばれて。

それに天気がどのように影響しているのかを解説。

(ほかの仕事内容についてもカンタンに触れています。)

筆者が経験してきた3つのパターンで説明していきます。

kazu
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筆者のkazuです。ドライバー歴10年の一応プロ。今回は天気との関係を解説するよ。

 

天候がドライバーに与える影響について

天気 予報 イラスト 257682-天気予報 イラスト フリー - アニメ画像

運転について

晴天時は、語るまでもなくですが。とうぜんながら強い雨になると状況は変わります。

雨天時のウエットな路面では大きなスリップの恐れは少ないものの。

急ブレーキとなれば、制動距離はかなり伸びてしまいます。

制動距離とは、ブレーキが効き始めてから止まるまでに走行する距離。

空走距離とは、危険を感じてからブレーキを踏んで効き始めるまでの距離。

停止距離とは、自動車が実際に止まるまでの距離。

(引用:チューリッヒ保険)

そのため、車間距離をいつもよりも空けて走行し。急ブレーキをしても大丈夫な車間距離で走るようになります。

JAFの実験によると、路面が濡れていると約1.7倍の制動距離が必要と示されていて。

この数字を見れば、悪天候時の運転がいかに危険か理解できると思います。

強風時や雪でもこれは同じで、スピードをしっかり落とし。ハンドルは両手でしっかり持つ。

必要に応じて雪の時にチェーンを巻いたり。いつも以上に注意が必要になります。

これは、トラックも乗用車にも言えることで。走行に不安を感じる時は速度をしっかり落とすことが重要です。

積み込みと納品作業

じつはトラックが大きくなればなるほど、仕事内容が大きくなりやすいのが運送の仕事。

例えば、ジュースの積み込みは基本パレット単位。

木材なども自分で積み込むしたり下ろしたりはありません。

なので、悪天候時には運転と荷をしっかり安定させることに集中できます。

小さいトラックは、基本手積み手卸しなので。ほんとうに体力仕事となります。

(筆者はずばりこちら側。(笑)

濡れた足で、荷物を扱うと転びやすいので。足元に気を付ける必要もありますね。

現役ドライバーはこうしている。3つのパターンを説明

運送業12-荷降ろし -仕事の無料イラスト素材-イラストポップ

手積み手卸しの配送ドライバーの場合

筆者が毎日しているコンビニ配送は、当然ながら屋根がない場所で荷下ろしをすることが多く。

荷物はどうしても濡れてしまいます。

とはいえ、びしょ濡れの荷物を納品するのは忍びない。

これはドライバーによりますが、筆者はカバーをかけて納品しています。

段ボールやバスタオルなどかける人もいますが、荷物すべてをカバーするのは難しく。

どうしてもいくらか濡らしてしまうのが現実です。

長・中距離運転手の場合

配達先が安定しない場合は、前日の下調べが大事になってきます。

  • 天気アプリ(ウェザーニュースなど)で当日の天気予報を見る
  • トラックカーナビ(NAVITIME)最短ルートや渋滞時の迂回ルート検索
  • 配達先や積み込み先へ聞き込み(周辺に待機場があるかなど)
  • 装備品の点検(チェーンや車両点検)
  • ルート確認したら、その道中でシャワーや食事と仮眠ができるスペースも探しておくと〇
  • 悪天候時の長期待機に備えて、賞味期限が長い食料をトラックに載せておく。

以上が筆者がやっていたものです。

ベテランさんの中には、行きつけの焼肉屋や温泉を見つけて毎回行く人もいます。

そこまでになれれば、もはや旅行気分で楽しいですよね。

スーパーなどのルート便

ロールパレットと呼ばれる鉄のカゴに商品が積まれたものを、多い時で20台から30台手で運びます。

このカゴは台車になっているため、持ち運びには楽ですが。

重量があるものだと、なかなか進まず大変です。

しかも悪天候時になると、中の商品も濡れてしまうため。

すばやい動作と同時に荷物を守る気配りも必要になってきます。

納品後は、カラのカゴの回収もあり。納品に使うロールパレットの数量を管理するという仕事も。

東日本大震災のときには、支援活動も

日本の物流を支えるトラック。

じつは日本を救うヒーローでもあるんです。

 

平成23年3月11日。忘れもしない大震災が日本を襲いました。

筆者もこの日は関西に向かっており、

深夜ラジオが行方不明者数と死亡者の数をずっとながしていたのが忘れられません。

支援活動は、全日本トラック協会の取り組みで。行われ、日用品や毛布など。

その後の災害でも活躍。(引用:全日本トラック協会HP)

○主な緊急輸送実勢

災害名 発生年月 輸送物資等
阪神・淡路大震災 平成7年1月 食料品、日用品、毛布など
「ナホトカ号」重油流出事故 平成9年1月 重油回収用ドラム缶など
東日本集中豪雨 平成10年8月 日用品、毛布など
有珠山火山活動 平成12年3月 食料品、日用品など
JR貨物の代行輸送
三宅島火山活動 平成12年6月 簡易トイレ、カーペットなど
東海地区豪雨 平成12年9月 食料品、日用品、毛布など
宮城県北部連続地震 平成15年7月 食料品、日用品、毛布など
十勝沖地震 平成16年9月 毛布、日用品など
製油所火災消火剤
新潟県中越地震 平成16年10月 食料品、日用品、毛布など
新潟県中越沖地震 平成19年7月 食料品、日用品、毛布など
東日本大震災 平成23年3月 食料品、日用品、毛布など

まとめ

わたしたちの生活にかかせない物流を担うトラックドライバー。

その仕事は常に危険と隣り合わせ。

じつは、あなたが食べているものも着ている服もすべて。だれかの手作業によって安全に運ばれている。

雨の日も、嵐の日も雪の日も。

休むことなく、だれかが安全に。

筆者は、誇りまではないですが。いい仕事をしているなと感じることがあります。

生活を支えるだれかのヒーロー。ちょっといいとは思いませんか?

 

最後に、筆者がつかっていた「トラックカーナビ」について紹介させてください。

特徴は、

  • 渋滞情報vics対応
  • ルート上のガソリンスタンドやシャワースポット検索
  • サービスエリアの渋滞状況もわかる!
  • 事前に通行止めもわかり、迂回ルートも示してくれる。

筆者はこのナビにかなり助けられました。長距離初体験のひとでも普通に関東まで迷わずいけますよ!

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