もしも事故をしてしまったら。運転手の事故の責任はどうなる?
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連日、テレビのニュースで報道される交通事故のニュース。
トラックが関係する事故は、非常に多く。
交通事故の件数は、減少傾向にあるものの。
凄惨な事故はなくなることはありません。
その背景には、トラックドライバーの人員不足による過労。
長時間待機による睡眠不足などが深刻化し、運送業界の抱える問題はニュースで報道されるほどです。
筆者も、週5日で半日近く働き。待遇はお世辞にもいいとはいえないもので働いています。
しかし、若い人にこの業界に入ってきてもらわないといつまでも変わらない。
筆者は、このブログで運送業界の真実を伝え。
いいところも悪いところも隠さずに伝えていきます。
これから入ってくる人に、入ろうかと迷っている人に向けて記事を発信する。
今回は、運送業界の大事なところ。事故の責任問題について。
また、入社してはいけない運送会社の特徴についても触れています。
あなたの運送業界入社に役に立てれば幸いです。
運送業界10年以上のkazuです。これまでたくさんの運送会社をみてきた筆者が。事故の責任について詳しく解説。責任をドライバーにすべて押し付ける会社もあるのでよく見極めて入社を。
失敗すると、あなたの人生が大変なことになりますよ!
トラックドライバーが事故した時の責任と信頼の損失について
事故をしてしまったら、まず会社に連絡します。
怪我人がいる場合は、最優先で安全な場所への移動と応急処置を施し、救急車に連絡。
自損事故の場合は、会社に連絡後。上司の指示通りに行動するようになります。
(たいがいは、会社指定の保険会社に連絡と現場や事故したトラックの写メの撮影。)
自走が難しい場合は、会社がレッカーを手配するのでそれに乗り帰社するようになりますね。
配送途中の場合は、会社が代わりのトラックを用意。
それに積み荷を乗せ換えて配送の続行を命じられます。
正直、このときのドライバーの心理状態は事故をしてしまった気持ちで沈んでしまい。
やる気にはなれないと思います。そこを何事もなく仕事を続行するのがプロといえばプロなのですが。
帰社したら、事情聴取が待っています。
会社によっては、始末書とよばれる報告書を書く必要がありますね。
(状況や相手の情報、相手の車種や会社。場所に時刻等です。)
当然、先輩や同僚からのいじりもありますから。
事故をしてしまったドライバーの大半は、辞めてしまう傾向にありますね。
また、ひどい事故をしてしまった場合。警察のお世話にもなり。。
会社は、社会責任を取ることになるので。イメージダウンになります。
最悪の場合、それが原因で。会社の仕事が減ることもあるため。
同僚の仕事も奪うことになるかもしれません。
会社での責任はどうなるのか。会社により異なる。
この項目では、事故責任のお金の話になります。
ほとんどの会社では、減給(無事故手当未支給)や賞与カットなど。
対応はさまざまで、大きな運送会社だからと安心してはいけません。
また、良心的な運送会社も存在します。事故をしてもドライバーに負担はさせない。
できれば、そんな運送会社で働きたいですよね。
こちらに、筆者が依然働いたことのある運送会社を3社比較してみました。
給与 | 賞与 | 無事故手当 | 乗務禁止 | 解雇 | |
A社 | 変わらない | なし | なし | なし | 継続 |
B社 | 変わらない | ↓ | なし | なし | 継続 |
C社 | 変わらない | ↓ | なし | 事故後 | 本人希望 |
どの会社も、筆者の住む町では有名な運送会社さんですが。
とても厳しいと言わざる負えないものとなっています。
減給がないのは、法律で規制されているので労働者が守られているためですね。
筆者が最初に運送会社に勤めたA社は、少しの事故でも賞与はカットという厳しい会社でした。
その時の事故は、居眠りによる自損事故。トラックが古かったため。
キャビンが破損しただけで、全損扱い。
トラックはもどっては来ませんでした。
給与を下げられないため、手当を支給しない会社がほとんどです。
金額は、会社によりますが数万円でしょうか。いずれにしても給料が減少することになります。
そして、現在勤めているⅭ社。
この会社は、お客様が全国のコンビエスストアということもあり。
事故時のいっさいの責任は会社が負います。(面接時にもそう説明があった。)
ですが、少しの事故でも。許してはくれません。
たとえば、コンビニの倉庫にバック駐車時にこすっただけでも事故扱いとなります。
少しのまちがいでも、お客様にすれば配送員の信用が失われ。
ほかの配送員に迷惑がかかります。
そのために、会社は。その後のトラックでの乗務を禁止。
物流センターで仕分け作業等のサブの作業に異動。
そして、ゆくゆくは自主退職をしてしまうのです。
こんな運送会社にいってはいけない!面接時に確認すべき事項とは。
トラックドライバーになりたい人のために記事を書いてきましたが。
他の記事でも、面接が重要で。確認をすることを強く伝えてきました。
面接で、事故したときにどうなのか?
これは、絶対にはっきりさせておくべきなので。面接時にボイスレコーダーをもって臨んでください。
筆者も過去の面接は、ボイスレコーダーに録音したことがあります。
ついつい、その場の状況で。明日から仕事にきてくださいと言われたりします。
そこで、軽く返事を絶対にしないでください!
これは、あなたのその後の人生を悪くする原因になる恐れがあるからです。
(仕事しはじめてから、よく内容が違う。待遇がちがったということはよくあります。)
以下に、面接時に確認すべきことを纏めました。
- 30分ほどの面接で明日から来てくださいという会社は、いったん返事を持ち帰って。家族と相談する。
- 事故時の免責は、かならず確認して。メモかボイスレコーダーに録音する。(あとから請求される恐れがある)
- 昨今の事故の状況を聞く。1年のうちに事故があったか?どれくらいあったか?
- トラックの故障のときはどうしているか?
- 事故したときの、給料の変動について。(減給や手当未支給以外の罰はあるのか?)
上記の確認を虚偽で伝える運送会社も存在します。
それが、発覚した時点で。契約とちがうので求人を取り消しますと伝え辞退してください。
あなたの人生が、悪い運送会社によって。よくないことになる前に。
あなた自身を守るようにしてくださいね。
まとめ
ここまで、運送会社で働き事故した時の責任について。
詳しく、筆者の経験も交えて書いてきました。
ここに、記事の要点をまとめてみることにしましょう。
- 運送業界は、万年人手不足。その原因は長時間労働や低賃金。
- 待遇改善が急務だが、改善の兆しはなし。若手の流入が皆無。
- 事故の責任は、会社が取るが。待遇悪化の恐れがある。
- 待遇悪化や人間関係の悪化が自主退職を加速させる。
- 運送各社も悩ましい問題で。待遇悪化は否めない。
- そうならないためにも、面接時にはしっかり確認と証拠作りを。
- すぐきてほしい運送会社は、即答しないこと。
- 事故の責任を、個人に押し付ける運送会社には。見極めが必要。ネット等で情報収集を。
運送会社ネガティブ情報検索サイトを活用しよう!
上記で調べたい会社が、違法でないか。過去に激しい事故をしていなかを調べることができます。
これらを上手につかって、あなたの人生を守りながら。
家族も安心して、あなたを送り出せる運送会社選びをしましょう。
あなたの活躍を、陰ながら応援させていただき。成功を祈っています。
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